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とり と そら
「かけがえのないもの」は 金では買えない
物も街も道も社会も川も海も山も空も自由も安心安楽も遊び場も なにもかも金で買い取られてしまう
そして 彫刻家橋本平八には、絶対に成れない 生き方も真似できない
どうしよう…
だけど、だけど、だからと言って、なんら怯むことはないのではないか。世界は いまもなおのこと「かけがえのないもので満ちあふれている」ではないか。
自分は どこのどこを、なにのなにをみているのかということ。
大金持ちが世界の全てを買い尽くしたとしても 「かけがえのないもの」は買えはしない
かけがえのない意志 かけがえのない想い かけがえのない旅
光 水 重力 とき けはい とまらないもの 触れないもの みえないものの多くは「かけがえのないもの」
世界のなかで「かけがえのないもの」だけが 人々のものだ
そしてだれもが ここへの横暴な侵害をゆるしてはならない
「かけがえのないもの」を死守するのだ
いや 守らずとも「確かに在る」ことをしめしつづければいいわけだ
ここは 招き会うところ わかちあうところ
かけがえのない世界に行くと 泉は 枯れることなく 無限に沸いているのだし
世界へ解き放たれている 鳥たちは
そうだ 世界へと解き放たれた鳥たちこそが 今 ここを創るのだ
2009.9.16 [2009年9月]