『創る』ということを 愛して
日々を 生きているひとがいる
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『安藤栄作』・彫刻
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彫刻家・安藤栄作
福島県いわき市沿岸域に住んでいたが 311津波で家も仕事場も「すべて」を消失。すべての作品も消失した。
放射能汚染地域でもある。
津波時、たまたま内陸に買い物に出ていたために 安藤一家は無事だった。
買い物から帰宅すると 近隣すべてが 無かった。
現在は 奈良県に移住。
創作活動を さらに意欲的に更新中。
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現在個展を開催中。『丸木美術館』にて。
ぼくの感想は、文章の下のほう
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安藤栄作氏は、
奈良に移り住んでからも 福島県在住の人たちと 常に疎通友好を育みながら
関西各地へ 福島の現況を伝えている
音楽家でもあり
ジャンベを抱えて 関電・東電・官邸…あちこち 社会活動している
彼の存在、生き方そのものが、「励み」だと 思う
自称・他称「メッセンジャー」
創作も活動も私生活も 「自発・自責・自力・人力」をモットーにしている
彫刻作品の創作経緯は 実にシンプルだ 。「木一本 斧一本」だけで創られる
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目が スゴイ ぎょろり だ
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安藤栄作
http://www.facebook.com/profile.php?id=100003315392866
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丸木美術館・「安藤栄作展覧会」
http://www.aya.or.jp/~marukimsn/
実際に行って、素晴らしさを体感する「美術館」たる美術館
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感想。
エーサク氏と初めて出会ったのは 35年くらい前ですが
会った初めから 「ず〜〜〜〜っと」ポジティブ。
この人には『前』しかないのではなかろーか とすら思う。
誠実真摯で しかも 冗談を忘れない
最悪の状況下でも さいこーのジョークを編みだす
丸木美術館へは、昨日、行きました。ようやく観れた。なかなか行くチャンスが無かった。
エーサク氏は、「国会大包囲デモ」に参画。だから 会場で会うことは成せなかった。
エーサク氏の展示は、「空間の抜け」が とてもよかった。
空間の抜け…って言っても イマイチ ぴんとこないかもしれないですが。
閉塞せず 風通しが良い
そういう感じの 空間を演出・創造すること。
具体的に云うと 想いや意識の呼吸が楽にできる…そういう感じ
って これでは 具体的では無いか。もう少し つづき描いてみます。
ぼくは、脳も外界と直に呼吸してると思っていて
そういうのが「想いや意識の呼吸」…。
その呼吸は 波の音が聞こえたり 季節の草木の香り そよ風が頬に触る 夕焼けの紅 森を歩む…とか、そういったことを「きっかけ」に 活性する。そのように思います。
五感以外の感覚器官も 無限(可能性)を触発起動される そういう感じ
そういうときに 人は なんだか いい気持ちに成るというか…自覚するというか 気づくというか 「ふつー」に 今とか 此処とか 自分とか …そうして 初めて 周囲とか風景とか 他者が 「自己と繋がった実体」として リアルに 立ち現れる というか
で、そういうことと同じことが
音楽を聴く 詩や俳句を知る ダンスや舞を視る 美術作品と出会う…そういったことに一致すると思っています。
そのような「空間」が 今回の 『安藤栄作展覧会・丸木美術館』に 起きている ということ
うまく云えないが 「信頼性の高い風景」…そういう感じ
視る側に 観賞を規定・強要しない景色がある
突き放さず 無理に包容もしない
ただ たおやかに それは 在る
そのような 空間
ときは とまらない
歩みいる その 同調に ときも 付き合っている
あたたかい
そして 涼しげ
そのまま 美術館の周辺を 川原へと 散歩するのがよい
おなじでしょう
似てるでしょう
四季の風景への参加と
想い止まらぬ美術空間との出会い
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ぼくが、「エーサク」と記すのは、いつも 「エーサク」と書いて書簡文通しているので、
ほかの書き方が、想いつかなかった。
公としては、失礼な表記かもしれないが。
「氏」を付けたから いいだろー。
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・感想 補足
「創作」を仕事にしている人たちにとっても 美術関係の学校へ行ってる人たちにも ぜひ 視てほしい 体験してほしい 展示空間が実現されている。
世界を構成しているほとんどのことは、目に見えず 手で触れることができない しかしながら 「まさにある」そういうことが、ぼくたちの世界を育み繋げてると思います。
まぁ、想いとか きくばりとか…悲しみとか 切なさ 苦しみや いたみ とかも そうかもしれない。
ほんとうには 世界は 聞こえないことばで溢れている
それらは、みんな ぼくたちのものだ
うしなってはならない ことばがある おとがある ひかりがある
それらは ぜんぶ ぼくたちの 内にある
だいじょーぶだ
知っている
ことばではないことばで それぞれのひとが 対話してゆく
ゆっくり じわじわ 少しずつ 楽しみながら
もういっかい 日本語を 見つけて いつも
しっているのに いつも あたらしい
そのような展覧会だ
描写力・技巧力・技術力、そして技法とか進化とか…そういったことについて あらためて感じ 想い 考えることができる彫刻作品。
「なにを視ているのか」?
そして「なにを視ようとしているのか」?
「なにを創ろうとしているのか」?
ということは、
音楽家や美術家だけでは無く
ぼくたちも また 「どこに生き なにを目指しているのか」?
此処は どこで 自分はダレで 親近や親密や隣人は なんなのだろー …
「視力」は なにを 視ているか
という
素描であり デッサン
具現する視力と手
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安藤栄作の 目は だから「ぎょろり」
視で 握手だ
『あくしゅだ』というタイトルの絵本を刊行(クレヨンハウス)
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会場撮影禁止ということで 添付写真は 他所から抜粋
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2013.6.3 [2013年6月]
『619』 野宿の日。
「野宿野郎・図工部」と「谷中生産技術研究所」の 夜間合同開催
スカイツリーのふもと
早朝 散った花 絵を描いた
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散る花は 自然現象
描かれる ということは 作為
人が 造作ということを する
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散る花が 花のままならば。風景が 風景のままならば。
色が色のままで 土が土のままで よいならば 美術家など 社会に要らない
人は風景の中から 線だけを 色だけを 土だけを 鉄だけを 取り出すことができる
人は プルトニウムも取り出すことができる
ウラン鉱石に封じ込めたものを わざわざ 取り出している
美術は 社会の冗長
冗長は不毛ではない 冗長は 考える猶予
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「野宿野郎」「谷中技研」は 共に創作集団
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2013.6.20 [2013年6月]
7月六日 「音楽家と酒造家と美術家」
ベーシスト川本悠自 朝日酒造・駒形哲也 美術家は自分(おがた)
http://space-niwatazumi.blogspot.jp/2013/06/word-is-bond-word-is-bond-76-space.html
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美術家は 器の「繕い」を 展示します
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2013.6.25 [2013年6月]
7月六日 「音楽家と酒造家と美術家」
ベーシスト川本悠自 朝日酒造・駒形哲也 美術家は自分(おがた)
http://space-niwatazumi.blogspot.jp/2013/06/word-is-bond-word-is-bond-76-space.html
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美術家は 器の「繕い」を 展示します
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2013.6.25 [2013年6月]
7月6日・
http://space-niwatazumi.blogspot.jp/2013/06/word-is-bond-word-is-bond-76-space.html
今回、ご紹介する お酒は 「夏ほのか」という名前。うめ・ゆず 二種類。
http://www.esshu.jp/natsuhonoka/
「朝日酒造」の駒形氏が 新酒についての発想 酒造行程や 酒造りの情熱…毎回、ていねいに説明してくださいます。「酒造」という世界も 想像的・創造的な仕事であることが おわかりいただけるとおもいます。
酒造の専門家から詳しいはなしを聴くことができる 貴重な時間だと思います。お酒に興味があるかたは ぜひ。
ぼく自身、酒造について無知なので、少しずつ勉強したいです。
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今回のイベントの 「素晴ら式」
ちなみに ワンドリンク ということではないです。
おかわりしてください。
飲み放題というような表現は なんとなく使いたくないですが、飲み放題です。「お酒」と向き合い 語り合い 人と向き合い語り合い 音楽の帆走のなか お楽しみ下さい
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添付写真は、花器
信楽土 白化粧
繕い中
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2013.7.2 [2013年7月]
不定期開催。創作者会議
音楽家 美術家 舞踊 詩人 書家 建築家… 専門分野に関わらず
想像と創造に興味ある人たち
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2013.7.3 [2013年7月]
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2013.7.6 [2013年7月]
朝日酒造
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2013.7.6 [2013年7月]
繕い
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2013.7.6 [2013年7月]
笹
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2013.7.6 [2013年7月]
酒ト音